河野脳神経外科病院Kawano Neurosurgical Hospital

二次救急指定病院・一次脳卒中センター・認知症疾患医療センター097-521-2000

画像診断部Image diagnostic

頭部CT・頭部MRI・脳血管造影装置を用いて、脳疾患の診断・脳血管内治療を行っております。脳神経外科専門医・脳血管内治療専門医の指導の下、診断/治療技術の向上に努めています。
診療放射線技師は5人在籍し、夜間・休日もオンコール体制で24時間365日、画像診断・治療が可能です。

MRI

MRIは強い磁場と電波を使用することで、体内の水分子の状態を画像化する装置です。
1mmほどの小さな脳梗塞も発見でき、発症間もない脳梗塞の診断に非常に優れ、 造影剤を使わずに脳血管が描出できるため、2mm大の小さな動脈瘤や血管の狭窄も発見できます。
その他、脳腫瘍の診断(造影剤を使用します)やFunctional MRIという神経細胞同士を繋ぐ連合線維を画像化し、脳卒中で傷つけられた病巣を解析し、より効果的なリハビリができるよう研究を進めています。
当院は2010年からシーメンス社製の3T-MRI(Verio)を採用しています。2021年12月の新病院移転よりバージョンアップ(Skyra fit)を行い、半分の時間で検査が可能になりました。(以前25分→現行13分)

※MRIは予約制です。事前に診察が必要です。(緊急の場合は除きます。)

※MRIは非常に強い磁場を使用した検査機器のため、体内金属等の有無など様々な注意事項がございますので、事前に担当医、スタッフにお申し出ください。

MRIの写真01MRIの写真02MRIの写真03

CT

当院はシーメンス社製のSOMATOM Perspectiveを採用しています。
約3分という短時間で検査が可能な64列マルチスライスCTで、被曝も大幅に低減されています。主に頭部外傷、脳出血の際に撮影いたしますが、3D画像を高精細に描出可能なため頭蓋骨や造影剤を用いて詳細な脳動脈瘤の観察などに使用します。外見も丸みを帯びたコンパクトなボディですので、圧迫感も少なく安心して検査を受けられます。

CTの写真01CTの写真02CTの写真03

脳血管撮影・治療装置

脳の血管に造影剤を注入し疾患の診断や血管内治療に使用する装置です。
当院は2021年12月よりSIMENS社製のARTIS icono D-Spinを全国で19番目、大分県で1番目に導入しています。
細い管(カテーテル)を太ももの動脈、または手首の動脈から血管内に入れ、脳の血管まで進めて造影剤を注入して血管を描出させます。検出装置を回転させてデータを集め、立体的、詳細な血管画像を作ることもできます。この検査によって、脳動脈瘤、脳動静脈奇形や動脈の細い部分(狭窄部)が診断できます。
またコイルを使って脳動脈瘤塞栓(コイル塞栓術)、頚動脈狭窄部をバルーンで拡張させ、ステントを入れる頚動脈ステント留置術(CAS)や急性期の脳梗塞に対する血栓回収療法等の血管内治療も積極的に行っています。
開頭せずに治療ができるため、患者さんの負担が少なく、高齢な方やいろいろな既往症をお持ちの方にも治療が可能です。

脳血管撮影・治療装置の写真01脳血管撮影・治療装置の写真02脳血管撮影・治療装置の写真03
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